『ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出』は、その名の通り、監視員にバレないように部屋から逃げ出すリアル脱出ゲームです。
リアル脱出ゲームの種類としては「ルーム型」に該当します。
他のリアル脱出とは一味違うルールがあり、新鮮かつとても楽しい公演でした。
この体験談にネタバレはありませんが、前情報なしでチャレンジしたい方はなるべく読まずに挑むことをオススメします。
監視員脱出のレビュー
「ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出」へ参加した感想を5段階で評価しました。
タイプ | ルーム型 |
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人数 | 10人まで |
時間 | 制限60分 |
難易度 | ★★★★☆ |
探索度 | ★★★★☆ |
運動度 | ★★★★★ |
演出度 | ★★★★★ |
満足度 | ★★★★★ |
脱出率 | 14%前後 ※ |
※アジト下北沢、2019年11月時点の情報
2018年開始の大人気公演で、2020年6月現在は2箇所で開催されています。
あらすじ
あなたは目覚めると見知らぬ部屋に閉じ込められていた。
周りには何人か同じ状況の人たちがいるようだ。状況を飲み込めないでいると、
ガチャリと音を立てて部屋の扉が開いた。
入ってきたのは大柄で威圧的な覆面の人物だった。「目を覚ましたようだな……。
残念ながら、お前らをこの部屋から出すわけにはいかない。
俺は10分に一度、この部屋に異変がないか見回りに来る。
だから、俺がいない間、絶対に怪しいマネをするんじゃないぞ!
いいか絶対だぞ!!」覆面の人物はそう言い残し、部屋から出て行った。
ここから無事に脱出するためには、
あいつにバレないように部屋を探索し、
見回りに来る前には痕跡を完璧に消さなければならない!あなたは謎や暗号を解き明かし、
ときどき監視員が見回りに来る部屋から
脱出することができるだろうか?
監視員のセリフが完全にフリですね。
監視員にバレずに部屋から出られれば脱出成功です。
10分に一度見回りが来る
部屋の中は自由に探索できますが、10分おきに見回りが来ます。
見回りが来るときには、怪しまれない状態にしないといけません。
「部屋をもとに戻す」のが本作における最大のポイントです。
荒らしまくって探索しつつ、時間が来たらバレないように戻す、結構動き回ります。
探索が難しい
アイテムの探索難易度は比較的高めです。
スタッフからも「探索がとても重要です」と何度も念を押されます。
今回参加したチームでは、2つのアイテムを発見できずに終わりました。
最初から最後まで探索が関わってくる公演です。
スタッフからは「謎の部屋と同じくらい難しい」と聞いたのですが、実際にプレイした感覚では「謎の部屋」ほどの難易度ではなかったと感じます。
謎解きの難易度は普通
探索は難しめでしたが、謎自体の難易度は通常レベルです。
ガッツリ頭を使う、解けなくて詰む、といったシーンは特にありませんでした。
謎よりも、謎解きに必要なアイテム、つまり探索の方に時間を取られがちです。
なお、序盤の小さな謎は、数をこなすことでスイスイ解けるようになります。
動きやすい格好で
そこそこ広めの会場で動き回ることになります。
多少汚れてもいい服装&動きやすい服装の方がおすすめです。
靴代わりのクロックスが人数分用意されており、ゲーム開始前に履き替えが必要です。
また荷物は持ち込めないため、会場備え付けのロッカーに全て預けましょう。
修学旅行みたいで楽しい
たまに監視員が入ってくる様子は、修学旅行で夜ふかしをしている感覚に近いです。
バレないように騒ぎつつ、見回りが来たときだけ大人しくする、まさに修学旅行でした(笑)
監視員が入ってくる度に「いや、別に何もしてませんよー」的な顔をしてやり過ごすのも楽しいポイントです。
あまり詳しくは書けませんが、監視員がチェックするポイントは大体決まっています。
そこさえ見抜ければ、疑われない程度に片付けを省略することも可能です。
初心者にもオススメ
通常のルーム型とは異なるため、リアル脱出に慣れた人でも新鮮な気持ちで楽しめます。
終始バタバタするので体も動かしますし、謎を解く楽しさももちろんあります。
ルーム型の楽しい要素が詰まっているので、初心者の方にもオススメです。
脱出難易度はやや高めですが、謎も探索もアクションも思い切り楽しめる公演となっています。
監視員からの脱出 感想まとめ
評判の良い公演なので期待して望みましたが、予想を上回る楽しさでした。
難易度やアクションの量がうまく調整されていて、程よいバタバタ感が最高です。
近くのアジトで開催されていれば、ぜひチャレンジしてみてください。